冬のガサガサ@東北 12/10~12
秋の水昆採集のリベンジ戦。
この時期ならオサ掘りもできるやろ、ってことで、キタカブリとエゾゲンモ遠征ということできりたんぽ県辺りを攻めてきた。
T掛、N原、F永で池袋に集まり、一路秋田まで
7時間あれば休憩しながら着けることがわかった。案外近いものだ。
まずは10月にナミゲン採れた沼へ。
内陸部では雪がだいぶ積もってきていたが
ポイントに到着する頃には雪がほとんどなかった。海沿いの平野部はまだ積もらないらしい。
近くの松を割ってキタカブリを出した。
よき色
里山の林といった感じで、松も混じっているのでいくつか割れば出てくる。
いわゆる山のマイマイってやつ。
ガサガサするとコオイムシ、ガムシ、キベリクロヒメゲンゴロウなど。
F永がナミゲン採っていた。初採集とのこと。
F永のナミゲン
オオミズスマシ
次に隣の市へ移動。
秋田のアキタクロナガ。一度言ってみたかったんです。
キタアオオサ。
雪降る中横手焼きそばを食べて一気に南下。
4時間くらいかかった気がする。全部雪のせいだ。
山形の池。凍ってますが割れないほどではないのが功を奏した?
皆雪が降る中ガサガサしたことがなく、最初は冗談半分で笑いながらやってたけど、開始五分でかっこいいやつが。
エゾゲンゴロウモドキ。雌のスジ、スリムなスタイル。腹面のきれいなあめ黄色。素晴らしい。
交尾栓があるので〆るか迷っている。
指の感覚がなくなり戦線離脱。
N原以外はなんとか採れたよう。
3時半までやってたF永はお疲れさま…そんなことしたら天国に行ってしまうよ僕は。
朝になると網が凍ってた。車につららできてた。雪国おそろしい。
雪国においてのクロックスって需要なさそう。
中に雪入ってくるし。
越冬中のオオルリハムシを探そうと思ったけどそんな気は一瞬で失せてしまった。
最後に河川敷でコアオマイマイを摘む
山形県中部のコアオ。うっすらと縁に緑が乗っている。
キタカブリとの境界線が気になるところ。
コクロナガ。倒木から出た。
上翅の丘孔点列が途中で途切れているのでクロナガオサとは識別可能。
午後はマークオサのいそうな山地の湿地を下見して高速乗って帰った。
エゾゲンモリベンジできていい遠征だった。
寒中ガサガサが思いのほか楽しかった。
また来年も11月あたりにやりたいですな。
12月は勘弁。
マーキーなオサムシ 11/12.13
11/12
他大の方にお誘いしていただき、東北でオサムシを掘ることに
狙いは黒いアイツ、掘りで一度空振りしてるので今度はどうなることやら…
昼前にまずゲンゴロウを狙いに行く。
僕はいつもガサガサ網を使ってやっていたけど違うあるものを使っていてとても参考になった。今度探してみよ。
網を忘れたため少し借りてやったが下手すぎて採れず。
他の方々はナミゲンやタガメを採集していた。
タガメの記録は中々なさそう。
コンビニでウスタビガを拾い、いよいよオサ掘り開始、だが割っても割ってもなにも採れない…
狙いが採れないまま日が暮れた。靴下びしょ濡れだし着替えないしでアレ。
とんかつ美味しゅうございました。
11/13
朝起きてすぐ湿地に向かう。
今度はまだ行ってない方へ
でもやっぱり材がないんだよな〜
わけわかめだなあ…つらいなあ…やっぱり絶滅したんかなあ…などと冗談で言ってたのが本当なんじゃないかと思うくらいにはメンタルがやられてきた。
適当な盛りがありダメ元で(ストレス発散のため)崩す
絶滅してませんでした。
ほえ〜こんなところにおわすったか……
これで越冬できるということね…
そして出るわ出るわ、この盛りからマークだぞこんなにいいのか?というほど出た。完全にテクノブレイクだよ。
僕は満足してしまってその後は割と適当にやってた。採れたことから生まれた仮説が正しいかをちょっと検証してたら他の方が同じように出していた。
当たっているかもしれんなあ。
とりあえずオサムシなんだなということ(当たり前)、あとは湿地依存がやはり強いなという印象。
他の方はエチゴトックリまで出していた。あかん。おらoodesを属レベルですら採ったことないのに…
木からもマーク出ました。これは他の方の出したものを撮影。
もうこの地にマーク狙いで来ることはないだろうが、今度ここみたいな似たような湿地があったら同じようなやり方を取ってみたいな。
奇形。翅が退化。
とてもかっこいいですね。アオオサなどのオサムシとは見た目が全然違う
秋のガサガサ@東北
9月.10月の三連休2回ともガサガサした。
だいたい似た内容なのでまとめて。
東北の上の方までガサりに。道中ピット仕掛けて飛ばす
ナミゲン
浅い際にいて採りやすかった。
魚に喰われないためなのかな
水昆色々。コシマ、ヒメゲン、ガムシ コガムシ コオイムシ
ガサガサ楽しいなあ・・・いろんな生き物が採れるし水生昆虫は楽しい。
かわいいコシマゲンゴロウ
シロネらしき植物はあれどオオルリハムシはいなかった。
日本海側のものは青くなるので一度見てみたかったけど、またリベンジかな。
このあとオオイチを探しに沢を攻めたが一匹も見つからず。ぐぬぬ・・・
うーん。死。こうやって分布を拡げていくんだなあ。
着替えを持ってこなかったことをこれほど後悔しなかった日はない。(この日同行者の力を借りて替えのズボンをゲットできてなんとか解決)
メススジゲンゴロウ
原始的な種類らしい。毛がうっすら生えていてかっこいいですな。
標高1000mあたりの池にわちゃわちゃいた。メススジ以外はナミゲン1匹以外ゲンゴロウが入らないという不思議な池だった。てかよくナミゲンいたな。
マルガタゲンゴロウ
里山の池から。
クロゲンゴロウ
千葉じゃあ中々いないです。同じく里山の池。
クロズマメゲンゴロウかな?初採集。
このあとも森の中のの池をめぐったけど中々採れず・・・
森の中の枯葉が積もってるようなとこにいると思うんだけど。
もうちょっとブナとか生えてるくらいのがいいのかなあ。
エゾゲンゴロウモドキが採れず失意の中帰る。
ピット回収。
セアカオサが入っていて嬉しかったのも束の間
後輩はマークオサ採っていて僕は死んだ。
後輩のマーク。はい、マークですね。つらい。
エゾゲンゴロウモドキ、オオイチ、マーク、オオルリハムシと欲をかいてたら全てヌルった。はは…
だけどナミゲンやメススジなどがいろんな池で見られたり東北の湿地環境の豊富さが分かったのは収穫。
房総の虎探し 8/26
千葉のオオトラが欲しかったけど、まあ採れないよね。ヒルにはたくさんやられた。
ヤニがまずほとんどないし日当たりのいいモミもそうない。
オオトラの時期ではなかったかね。
千葉なんかだとオオトラの発生は全国的に見ても遅い方なのかな。
採ったことがないから正解が分からなさすぎる…
有名産地ではなく、できれば住んでいる千葉で落としたいところだが。
ベーツヒラタカミキリ
早朝に発見。新規ポイント開拓できたのはポイント高い。
顎がいいっすねえ。。
千葉あたりなら8月はじめくらいが1番採れそうな気がする。今度はその時期に行ってみようと思う。
ルーミスシジミ
ここのラベルも持ってなかったので採集。
1匹1匹飛び出してくる感じ。沢に入ればもっといたかもしれないがヒルがいやすぎてやめた。
こいつもいい色してる。携帯だとこれが限界・・・
この後カワラハンミョウを採ったことないo塚のためポイントに行ったんだけど1匹もいなかった。嘘やろ…
房総の海の幸に乾杯して帰った。
鹿児島遠征 8/13〜16
対馬遠征の後、博多から一気に南下し鹿児島まで。最初の目的は南隅のDolichoprosopus。また他にもノルティアやオニユミアシなど魅力的な虫が多いのでわくわく。
灯火とルッキングで採れるらしいので灯火焚きながら林内に入る。
道沿いにもマテバシイがかなり生えていて道沿いのマテバシイを見ているとでかいなにかが動いている…
あっさりと採れた。かなり汚い写真だがとても嬉しかったので仕方ない。
格好いいなあ〜。実際見てみるとヨコヤマとは違う。もちろんゴマダラとも。剥げたヨコヤマではなかった。
1時間くらい林内をさまよい2匹目。
初日でペアが揃った。いえい。
後は灯火見て寝てた。
ハグルマノメイガ? 東京では見られない南方種
ヤクヤモリ
なんかいつも見るヤモリより大きいと思ったら違う種類だったらしい。日本産ヤモリで1番大きくなるとか。
2日目も同じような感じで夜戦した。
マイマイカブリ
九州だからか半島だからか分からないがとにかく大きい。55mmほど。
道を歩いているわけでもなく幹にペタっとくっついている。テネラルのようでエリトラが柔らかかった。
余談だけどオオオサムシ大隅亜種なるものがいることを後で知った。コップ埋めとけばよかったなあ。笑
サシガメのレイプ
海抜100mそこらの九州の南端でミヤマがいるってのが新鮮。クワガタは他にノコ、ヒラタが飛来。
オオスミヒゲナガもそこそこいた。
他のオニユミアシやらスピニなどには全く会えなかった。時期の問題かも。
カッケェ…
夜明けて適当に叩いたりした。
シロスジドウボソカミキリ
叩いた後は北上して牧場へ。
九州はダイコクコガネが多いとよく聞くので、探してみようと思ったのです。
牧場主の方へ許可を取り、牛の群れ近くのべちゃべちゃなやつをほじくると…
いた! ダイコクコガネ。
かっこいいですねやはり。採りたかった虫なのでとても嬉しい。
他にゴホンダイコクやオオセンチ、マグソコガネの類など。
ツヤマグソはいなかった。まあ鹿児島で出せたら新産地だもんね。
それにしてもダイコク、一度は採ってみたい虫だったのでとても満足した。
関東でも採りたいなあ・・・
夏の対馬遠征 8/7〜8/12
夏期休暇遠征第一弾は対馬。
記憶がおぼろげなのでとりあえずダイジェスト形式で。
ツシマカブリモドキ
対馬といったらこれみたいな虫。いるところにはいるみたいで5個仕掛けたコップ×4日で10〜15くらい採れた。
カブリモドキ以上に多いのがツシマオサ。
最初は嬉しいんだけどね。
こんな感じで複数入ります。
ツシマヒラタ
関東のヒラタじゃこんな顎長いやつはいないですね、素晴らしい。
オオアオカミキリ
本州のに比べ青みが強く、オキナワミドリみたいな色してる。オキナワミドリ採ったことないけど。
左が対馬 右が山梨産。
色の質が違う。
ツシマフトギス
対馬特産。林縁の脇の草むらに結構いた。しぶいキリギリス
ネブトクワガタ
樹液の出るスダジイから採集
モミにもくっついてた。対馬結構モミが多いのは驚き。オオトラやアオタマいないかな。
キンオニクワガタ
最初コクワかと思って持って帰ってきたやつがキンオニでした
材をもっと割っていればオスも採れたかもしれない…
ヤノトラカミキリ
雌でかいのに欠けがひどい…
特定のエノキにしかいなかったのが面白い。
ゴミムシたち
ヒトツメアオ、オオキベリ、コキベリなど。
日当たりのいい休耕田の崖周辺を歩いてた。
対馬は割と湿地が残ってる印象。ほかになにかいないかな。
トラフヒトリ
対馬特産。黄色の腹に白黒の翅がよい。擦れ個体が多かった。
ゲンカイナダシャチホコなるものをO山が採ってウカれていたが僕にはあんまりよくわからなかった…
対馬にもいるんだねえ。ってことは九州にもいるのかな。
シンジュサン
対馬のは対馬亜種らしい。数を1番見たヤママユだった。
なんかめちゃ強そうなライト。O山曰く灯火総研の10倍の光量らしい。
しかし目的のツシマセダカとツシマヘリビロトゲハムシが採れず死にたくなっていた。
この写真でも対馬特産種がほとんど載ってなくて、「それ別に対馬でなくてもよくね?」というようなラインナップにみえても仕方がない・・・対馬らしい虫がもっと見てみたかった・・・
ショボい遠征になってしまったのでまたリベンジしたいです、はい。てかヒメダイコク採れないってどういうこと…
今年行くのもありだなあ・・・