春の八重山 3/31〜4/3
春の八重山、今年も行ってきました。
なるべく生態写真を残そうと行く前までは思っていたのに帰ってきた今カメラを見返すと
これくらいしかないです、はい。
ヤエヤママルヤスデしかない…虫も環境写真もなにも残ってない…あとスマホで飯の写真があるくらいという体たらく
というわけで、事後の写真ばかりとなります。ご容赦を。
3/31 石垣 度重なる遅延により、18:45着の予定が20:30に()
先入りしていた後輩のレンタカーに乗せてもらい出発。
夜は北部でビーティングをした。
ブーメ!ブーメ!ブーメ!ブーメが落ちる。
ブーメは叩けば叩くほど落ちるが、ススキサビが全く見当たらない…
結局カミキリはブーメしか落ちなかった。
ここから一気に南下し、海沿いの荒地へ…
某虫が採れるらしいが、
木の板とかひっくり返していると10分後くらいに黄色の早いなにかが見えた。
マルガタオオヨツボシゴミムシ
おお…いたいたメイン!関東のオオヨツボシよりレモンイエローでずんぐり体型。
そいやこれだけ一応せいたい
いい虫です。
k原はニッポンヨツボシもゲット。自分は糞いじってヨツモンエンマ採集 台湾からの移入種らしい。
うーん確かに上翅の四隅にオレンジ色の紋がある。
翌朝、オオヒゲブト狙いへ…
天気は晴れ。22度くらい。ちょい低いが飛ばない天気ではないはず。
早速陣取り、ぼーっと空を仰ぐ。
が、オオヒゲブトどころかサキシマヒメすらいない。まじ?まじかよ?なんなんだこれは。
結局9時から4.5時間で1頭も飛ぶ姿見なかった。さすがに死ぬ。
友人が自分のために残してくれていたfitにアカマダラセンチが入っていた。
アカマダラセンチ。去年と変わらない顔ぶれ。
後輩F永を送り、k原と共にムネウススウィーピング開始。が、イワキンすら採れない。笑
トラガモドキ
一番よかった成果はコレ。問題は僕は鱗翅屋ではないこと。
夕方最後にアダンペリペリしてチャイロヒラナガを後輩に採らせてあげてヨツモンエンマ追加しておわり。
川平地区の田んぼの水たまりにいたゲンゴロウ。ウスチャツブゲンゴロウか?
他にもいたけど逃した()
石垣3日目。
今日もやったよ。オオヒゲブト。いないけど。はあ…なんか今年は絶望的なほどいないらしい。いやん。
砂浜行って篩いしてましたが、ゴミダマとガムシの類しか採れず…
オオハマボウの材を持ち帰る。目的はヒメスジシロカミキリだ。
ウミヘビちゃん。ハブなんかよりはるかに毒性が強く、未だに血清がないらしい。こわ。
トラップにかかった虫たち。ホシカムシ綺麗。アカクビホシカムシでいいんかな
F永送ってスウィーピング。昨日は採れなかったが、今度こそ。
ヤンバルアワブキにもちらほら食痕はあるし、出てはいるはずなんだが、、
スウィーピングは疲れる。冬にロクに肩使ってないから余計に疲労が溜まる。
イワキンはようやく。まあイワキンに関してはアワブキにしか付かないというわけではないんだけれども、なにも採れてなかったので、なにか採れただけでも嬉しい。
となるとあとはやつだけ。
このために口径90mmのネットを新調したのに、発生状況などの情報アンテナは伸ばしていたのに…
てかヤンバルアワブキはでかすぎて8mだと中々厳しい…13mくらいあればな笑
しかし、遂に待ちに待った瞬間が…
斜面ちょっと登ったあたりの、小さめのヤンバルアワブキ。これなら先端まで掬える。
ガサガサして、ネットを見る。すかさず、水色のそれをpp缶に投入。
長かった。ムネモンウスアオカミキリ。
この1cmばかりの虫を採るのにどれだけかかったか…
しかし、このとても素敵な透き通るようなブルーに感動。
少し褪せたのが残念。でもムネウスはムネウス。やったぜ自分。安堵。
今日は他の知り合いと夜間少しばかり採集したあとビーティングして終わり。
タイワンツヤコメツキモドキ
k原はオビレカミキリ採ってた。◯すぞ。
夜立ち枯れのキノコに付いていたゴミダマたち。
k原を朝市街地で下ろしたあと、欲にくらんでムネウス狙ったがヌル。やはり夕方の虫なのか…日暮れくらいがいいらしいそうな。
そのあと一応オオヒゲブト山へ日焼けしに行き、fit回収。
アカマダラセンチ以外がマジで採れない。。。
オオヒゲブトヌルで終わるという前代未聞の遠征だったが、ムネモンウスアオ採れたからとりあえずはまあ…ムネモンウスアオ採れなかったらやばい遠征だった…
来年、また行ってしまいそうだ…
房総ネブトその後
割り戦@房総 1/7 - 虫ログで採集した幼虫たち、7月頃には羽化しました。
3月時はマシュマロだったのが、、
たくさん
大歯かっけえ…
完品メスは1匹のみ。
性比がかなり雄に偏ってしまった…
そのためかブリードも失敗。
F2欲しかった…
それにしてもよくネブトはモミ林とセットでいるようなイメージあるけど、なんなんだろうか。
関西や中部ではモミなどなくても、クヌギなどのいわゆる里山に生えている木の樹液にきたり、なんなら竹林で発生しているという話もちらほら聞く。
関東圏ではモミ林があるところに重複して分布しているイメージがある…
モミの樹液にくるネブトの写真とかよく見るし。竹林にいるとかって話は関東では聞いたことがない。
主にネットで調べている、断片的な知識しか持ち合わせていない自分の情報不足なだけなのか…
冬場またモミ林探索する時探してみるか…
近所の青 6/4 千葉
近場の緑地にアオカミキリがいるとのことで、探しに行きました。
脱出孔。楕円形の大きいやつは大抵アオカミキリ。
枝先に産まれてから太い幹や枝の方で羽脱するっぽい。
1匹だけ枝先から枝先へ飛び移る個体を見つけた。
大きいカミキリ見るといよいよシーズンだなという気になる。
アップで。
春の八重山 後編 3/29.30
今年の春の八重山に行く前に書ききらないと()
朝からオオヒゲ山に行ったが飛ばず、12:00から山を降りた。(あとで聞いた話によると午後から採れ出したらしい。んなばかな…)
フン虫用のトラップを見に鶏ガラの腐肉の下をほじほじ。
アカマダラエンマが7匹ほど。fitを仕掛けることに。
アカマダラエンマ。でかい、模様よい。ぐへ。
あとはアダンぺりぺりしてチャイロヒラナガゴミムシを追加したり
ヒメフチ見つけたりした。ヒメフチとコガタノ。
次の日、いよいよ最終日の3/30
24度まで上がるこの日は外せない、絶対採れるはず、、、
9:30頃か、「あ!飛んだ!」「やった!」などと聞こえるように、、、
こっちに、こっちに、きてくれ、、!
ハエのような飛行物体を7m竿でスイング
やっと、やっと採れた…安堵安心、これで東京に帰れるなどと叫んでいた。笑
その10分後に追加してこんな感じ。
ああ、これを初日からやっていれば、ふう、、
アカマダラセンチコガネもいました。これは友人のもの。
fitには全然落ちないのに、、なぜ、、!?曇天だとよく飛ぶとか聞いたけれども。
結局最高のコンディションではなかったのか、12:00までで2頭という悲しい数で終わってしまった、、
また、また行かないと、、、!
マツダもパラナスピラも一回も飛んでんの見なかったし、なんやねん
ムネウスとかいつ採れるんねん
……っつーわけで2017年も行きますよ、ええ。。。
春の訪れ 3/25 関東某所
関東某所にて針葉樹につく春の虫を探しに行った。
エサキモンキツノカメムシ
樹皮下にいたのだろうか、何故か這い出てきてた。
サシガメ
6度だけど活動するもんなんだなあ…
ビャクシンカミキリ
初採集であり、今回のメイン。
ヒノキに主につく(最近になってスギにもくることが分かったとかなんとか。)
撮影しようとすると逃げられたので先に捕まえた。生態写真はないです。
オス。
毛深い。早春の夜に対応するためなのか。
ビャクシンに似たエリトラのアリモドキカッコウムシ。
同じような環境にビャクシンカミキリもいるし、どちらかが擬態してるのかなんなのか…
腹は赤いよう。
街灯に飛んできたウスチャジョウカイ。
ようやく春がやってきた。
野焼き採集 3/19
今年も。野焼き直後の石起こし採集ははじめて。
狙いはアリスアトキリ。
6:00に現地に着いて石起こしを開始。
チビアオゴミムシ。
この間も千葉で採った。渡良瀬では普通種らしい。
マイマイの集団越冬
渡良瀬はマイマイ多い。石起こすだけでも20くらいは確認できるし、土盛りや木を割ればなおさら。
なんかあんまりスカイブルーのような、ミヤママイマイとかでよくある色なんかは出ない気がする。
クロモンヒラナガゴミムシ
いつか千葉で見つけてみたい種。
ヘキサゴニア共通の特徴で皆平べったい。
この平べったい体でヨシの葉や茎の隙間に入るそう。
ヒメキベリアオゴミムシ
ヨシ依存が強いらしい。渡良瀬では普通種。
ケツの黄縁が特徴的。クビナガキベリも見てみたい。
オオヨツボシゴミムシ
綺麗でおっきいは正義。
オオホソクビゴミムシ
通称へっぴり虫。
フタモンクビナガゴミムシ
普通種。デザインとか形が特徴的。石起こしより材割りのが採れる。
アカガネオサムシ
渡良瀬は本種の有名産地だが、これしか見なかった。場所が違うのか、減ってきてはいるみたいだが、、
スジハサミムシモドキ
渡良瀬にたくさんいる外来種。
未同定s。ハンミョウモドキがいそうな湿地をルッキングしてたら見つかった。
ゴミダマくん。朽ち木割りから。
未同定。ヒラタゴミムシ系?
アリスは採れまてん。野焼き直後はあまり数が多くないそうなので、また4月に入ったらハンミョウモドキ採りも兼ねてリベンジしようかな。
奥多摩材採集 3/4
久々の登山。
前日に旧友と飲んで立川で寝る。
そのまま始発で奥多摩GO。
奥多摩の未踏エリアの探索と材採メイン。
麓の様子。
最初はそこそこの急登だが30分ほどで終わり、緩やかな地形に変わる。
久々の登山だからキツイかなと思ってたけどいつも登る尾根よりは辛くなかったからかサクサク行った。
緩やかな尾根。
うーん。エロい木たちが続々。。
夏にネキやあわよくばパキピドなどの下見をしたかったのだがかなりいい感じ。
タンナサワフタギ
トガリバホソコバネのホスト。
枯れ木やつい最近に折れた衰弱木を持ち帰り。
ハチなのかネキの脱出孔なのか分からん
とりあえずヘリウスハナでも出てきてくれれば、、、
これはリョウブ?アルマンきそう。
全体的にカンバやミズナラなどの立ち枯れは多い。また、ミズナラのウロもあり、オダイやパキピドも夢じゃないかも。。
ツマグロコメツキ
材を割ると出てくる。綺麗だけどこの黄色は残らなそう。。
こんな材からでした。
山頂付近でミヤマツヤハダ、ルリクワを探す。1500m帯はまだ雪が3~5cmほど残ってるようで。クワガタは幼虫しか出せず。悔しいので昔採ったミヤマツヤハダの画像でも。
ゆっくり下山して麓のケヤキ材を持ち帰り。
ケヤキ。なにか入ってるよね。
アカジマトラが樹皮下に食痕を残すと聞いていたのであわよくば期待。まあキンケトラも長野でしか採ったことないしゴマフ以外なら何が出てもいい。ちょっと古めの材もあるけど中になにか入ってるみたいだったので持ち帰る。この他にヤマブドウも持ち帰った。
材採集はほぼ初めてだった。新鮮な枯れ枝を見つけるというのは中々難しく、やりがいはある。あとは植物の知識と狙えるカミキリの生態が分かればうまくできるようになりそうではある。まあ、言うは易しなので慣れるまでに時間かかりそうだけど。笑
羽化次第随時編集していく予定。