またもゴミムシ 1/6 千葉
懲りずにオオサカアオリベンジ。
今度は外房方面でやることにした。
20年ほど前だが各種ゴミムシの記録が出ている某湿地帯に行くことにした。
イグチケブカゴミムシ
Peronomerusは初採集になる。ヨツボシゴミムシ Panagaeusに近縁だそうだ。確かにヨツボシゴムシも毛深いし、ケブカゴミムシも名前の通り毛深い。形状も似ている。
関東にはクロケブカゴムシも分布しているが、本種より前胸部が尖らず胸部腹部が黒色を帯びる。また若干小さいとのこと。
湿地沿いの倒木から出てきた。ミイデラゴミムシとかも出てきたと思う。
オオゴミムシ
湿地依存なのか、、、?
トックリゴミムシ
倒木から出した。須田(1993)によると、トックリゴミムシの仲間それぞれ越冬場所に嗜好性があり、トックリゴミムシやエチゴトックリ、ニセトックリに関しては朽ち木、オオトックリとヤマトトックリは土によく入るそうだ。
たしかに、エチゴトックリも木から出てきたなあ・・・
オオキベリアオゴミムシ
去年に引き続き、またもやオオキベリが出てきた。
千葉で掘るとよく出てくる。
コキベリアオも。
コキベリに関しては千葉と離島でしか採集したことがない。
茨城と渡良瀬ならいるだろうが、ほかにいるのかな。南方系の種だからか、北海道などはいないし。
サイズ差の分かる写真
結局オオサカアオはまーた採れない。
まあ、外房方面もそれなりの環境は整っていることが分かったのはよかった。
谷戸すべてつっこむくらいの勢いで行くしかないですね・・・
参考文献
須田享,1993.トックリゴミムシ類の越冬習性について.
昆虫と自然,28(8).