奥会津 part2 6/24.25 福島
奥会津、ムモンベニは採れたがやはり不完全燃焼。。ちょうどリベンジを誓うタマムシ屋の後輩k原、他諸々とともに奥会津へ。
8人ほど池袋に集まった。「掘魂」と書かれたオサムシシルエットに身を包んだO、2日風呂に入らず(何してたの?)虫捕りに馳せ参じたF、ボロッボロのずた袋に採集道具を入れ山手線を移動してきたTなど、この日池袋で最大の陰キャ集団であった。
皆で行く虫捕りは楽しい。他愛もない話が飛び交いながら深夜の道を走る感じは非行少年みたいな感じでこれはこれで心地よい。
途中栃木でタガメを拾う。
どんだけ光に集まってるねん、て感じでいた。
栃木ではやたら多い場所が点在している。
一見ただの田んぼと水路(しかも護岸されていたりする)がある場所なんだが、生きていけるのだろうか。水深がある程度いるとかいらないとか聞いたけどガサガサで採ったことがないのでちょっと分かりません。
〜〜
朝、目的地に着き、山頂まで早足で登る。山頂で見つけた良さげなヒメコマツを手当たり次第掬う。
もうここからは、ただ無心に、ひたすら掬う。それだけ。
モモブトカミキリ系
ナカバヤシっぽくも見えるが、、
いかんせん触角が切れていて見栄えが悪い。
ムネアカナガタマムシ?
5時間くらい掬い続ける。。
。。。。。
虫が採れねえ。
なんでいねえんだか。
5時間くらい続けると首が死んでくる。
お腹すいたとかトイレしたいとか首痛いとか、虫採りたい以外のことを考えるようになってきて、明らかにモチベーション下がってるのがわかる。
自分らとは別で来ていた知り合いによると、ヒメコマツが生えている一帯でも、なんとなく多い場所とそうでない場所があるらしい。
風向き?日当たり?湿度?なにがそうさせるのか。
そして彼はやつを採ってたらしくこっそり見せてくれたが、とんでもなく美しかった
自分もやる気が上がり、掬い続けるが、いない、、
もうなんか疲れた、、ん?枝先に高速でなにかが付いたのが見えた、まあ掬ってみるか。
動きが特殊だったちょっとした疑念が、確信に変わった。怖すぎて、写真に撮ったのはpp缶の中でのみ。
しゃあああああああ!!!!!
あの動きのやけに早いそれ、まさしくアカヘリミドリタマムシだった。
素晴らしい。。。
直後にk原も採れたらしい。よかったね。
ようやく去年から狙っていたアカヘリミドリを採ることができた。。
ヒメコマツ自体が北方の遺存種だし同じくアカヘリミドリもそうなんだろう。なんでもアメリカには4種類ほどいるらしい。ヨーロッパはギリシャなどに1種。そして日本に1種。不思議な分布だ。。
夜は灯火巡ってた。k原が目の前でオオクワ採っていて◯したくなったくらいしか記憶にない。
k原のオオクワ。
6/25.
今日は土場めぐったりすることにした。
ホソミツギリゾウムシ
去年と同じ土場。
ハンノキカミキリ
初採集。ミヤマハンノキの幼木に夕方次々飛来した。
土場ではチチブニセリンゴやキモンカミキリなど。
チャマダラヒゲナガゾウムシ
サビ系。
ルリハムシ?カラバリあってよい。
またもや
カオジロヒゲナガゾウムシ?
キンヘリタマムシ欲しかったが晴れてないとさすがにきつかった。。
まあアカヘリミドリ採れたのが一番。苦しい戦いだったけど来年また行きそうで怖い。