追いかけてモリヤイ 前編 6/30〜7/2 奄美
梅雨明けの奄美、ど〜しても一度は行ってみたかった。四年前に一度行ったきりで、スジブトヒラタとツマベニチョウくらいしかまともに標本が残ってない。(当時まだ虫をほとんど採らなかった)
その後色々な虫がいることを知り、いつか行ってみたいと機会を伺っていた。特にアマミホソコバネ、やつは採ってみたかった。
行くならちょうど繁忙期抜けたこのタイミングしかない。即座に有給を消化し、奄美大島へ急いだ。
夕刻に奄美空港に着き、レンタカーを借り準備を整える。
ビッグII。奄美御用達。
今日は準備の日なので、バナトラかけて、軽く街灯見て終わり。バナトラが少な過ぎたのでまた追加しないと、マジでかなりの量使うんだなバナトラって。
リュウキュウムナクボカミキリ
めちゃくちゃいた。
オキナワシロスジコガネ
オオゾウムシがめちゃくちゃいた
ムネスジウスバ。大隅から南西諸島にかけて分布。大隅の符節がオレンジになる個体がとても興味ある。
7/1
6:00起床。すぐさま起きて、某ポイントへ車を走らせる。
そこは離島ネキ、アマミホソコバネが採れることで有名な吹上だ。
既に2人ほど入っており、残った一角でやることに。
「いたいた。」
8:00を過ぎたあたりで他の方は網を激しく振り出し、見事な網さばきでなにかを捕らえ毒ビンに入れている。
もう飛んでるの!全然見えないけど。
オオシマゴマダラカミキリ
アマミヨツスジハナ
とりあえずこやつらを採っておく。初採集はなんでもうれしいものだ。
そうこうしていると、ヨツスジハナくらいの大きさでやけに華奢な感じのがマッチ棒が飛んでいる!!
走って長竿を目一杯振り抜く。
キタキタキタ!アマミホソコバネカミキリ、学名モリヤイ。
脚の付け根の黄色の毛並がおしゃれ。
本州ネキとは雰囲気がちがう、、かっちょいい〜〜
その後1匹追加して、昼には降りた。
土場などめぐるも、アヤムネスジタマくらいしか採れなかった……
k原を空港まで迎えに行き、夜戦突入。
バナトラを追加でかけつつ、昨日仕掛けたものを見に行くも、思ったより採れねえぞ…
なけなしのスジブトヒラタ
58,9mmといったところ。かっこいい。
アマミコクワ
パラレリみたい。
アマミヒラタ
スジブトに比べると少ない
スジブトとの棲み分けってどうやってんの?
幼虫時代入る木が違うんかな。
アマミヒラタは他の島のtitanusよりエリトラの筋が明瞭。スジブトヒラタに似せてきている?? アマミノコのメスも筋があるし、不思議な島だ。
7/2
今日も今日とて吹上へ。
モリヤイの追加を狙う。
また同じような人が集まり、やるように。
とりあえず同じ場所で。
今日のモリヤイもいい感じ。
アマミモモブトコバネ
シイを掬うと無限に採れた。
オオシマホソハナ
固有種。雑な紹介をしてしまえばタケウチホソハナの奄美版みたいなものか。
タケウチ採ったことないけど。
ミドリナカボソ
いつ見ても美しい。。
昼過ぎてからは土場行ったり、叩いたりして色々種数を増やしつつ、トラップ見回る。
ようやくアマノコ
60mmくらいだが、いままで1匹も採れてなかった()
シロモンオオヒゲナガゾウムシ
昼間バナトラに付いていた
メスもいたが落っことしました…
ゴミダマたち
ビーティングより
k原はオオシマヤハズを採集していた。うらやま。
夜戦はスジブトヒラタの60overをk原が見つけたくらいでパッとしなかった、廃みかん園も行ってみたがナガキマワリと蛾しか付いてなかった。