行くぜ御嶽山 7/26~27

過去の採集を少しづつ挙げていきます.

 

7/26

 

甲虫好きの僕としては一度は行っておきたかった有名産地御獄山、ついに来た!

 

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早朝の御獄山.雲より上に久々に来た.

8:00を過ぎると一気に晴れてきてとりあえずゲレンデ付近の白い花を掬ってみる.

 

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最初に見つけたのはフタスジハナ.これからフタスジハナ地獄をみることに.ピドニアもたくさんいた.

 

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マルガタさんも.でもよさげなやつが全然こない. 少し場所を移りカラフトホソコバネ(サハリン)を狙って見ることに.

 

カラマツの枯死部分に産卵する♀がこないかひたすらなめまわすこと5時間

 

ムネアカオオアリしかいなかったよ!!!

 

T掛はミドリヒメスギやらシラフヒゲナガを採っていたけど、それすら採れなかった・・・

 

ベテランカミキリ屋さんに話を聞くと、オトメクビアカハナとスミイロハナには遅かったみたいだった.ショウマも枯れ気味で季節の進行が早いらしい.サハリンも今日は誰も採れてないらしい.採りたかったなあ・・・

 

この人がとても優しい人で、今年のカミキリの発生状況などお話してくださった.明日も御獄山のつもりだったが、近くでパキタ(キベリカタビロハナ)が採れる場所があるらしくそこに行くことにした.本当にありがとうございます.次の日にあんなパラダイスが待ち受けているとは思わなかった.

 

この日はもうやることがないので麓の土場で適当にトラカミキリなどつまんで終わった.

 

夜はナイターをした.雨のせいで3時間弱ほどしかできなかったけどピンクのノメイガらしきものやムネアカセンチ、ミヤマクワガタなどが飛来した.

 

7/27

6:30  小一時間かけて岐阜県の某場所に着いた. ノリウツギは満開に近いのもあり、これは採れるぞ~!と期待が高まる.

 

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アイノミドリシジミが朝っぱら飛んでいた. さすがにボロだった.

 

9:00頃に上のノリウツギに移動し本格的に掬い始める.

 

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うっひょ~!!すげえノリウツギ.虫が一掬いでこんなに入る.

 

そして30分後

 

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ありがとう・・・ありがとう・・・!! パキタ初サンキューの瞬間である.

小さい♂だったけど、それでもパキタだ.やったぜ.

肩が張ってるのが最高にかっこいい.

 

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ブチヒゲハナもサンキューできた.触角がおしゃれ。ブチヒゲくらいの大きさだと花に付いているとすぐに分かるようになる..

 

この後もパキタとブチヒゲ、フタコブルリなどを次々に採集できた.

 

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T掛が採った赤いアオアシナガハナムグリ.赤色も出るんだ・・・

 

帰ることを考えて正午には出た.それでもノリウツギの集虫力を垣間見ることができた.

 

せっかくだから帰り道にミズナラの土場を見てみることに.

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クビアカトラ.よくいるやつ.

30度を超える灼熱の中、クビアカトラとは違う黄色のシルエット・・・これは・・・

 

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コトラカミキリ!いつか採ってみたかったので嬉しい収穫だった.こんな時期にもいるんだ.他にはムツボシタマムシなどを採集.

山梨の温泉に浸かってのろのろ帰った. 御獄山、と銘打ったものの御獄山では成果がほとんど出せず笑 その次の日が楽しかった. 今度は御獄山でもなにか成果あるといいな~

千葉 モミ探索 12/13

12/13 

 

千葉のモミ林探索をした.

 

朝7:00から登山を開始したが生憎の雨で足取りが重い.

 

房総普通に寒かった.ちょっと南にあるし南方種もいるから温暖な地域だと勘違いしていたけど冬は風が強く東京より寒く感じられた.

 

この山は入口からモミがちらほらあって期待が持てる.ネブトクワガタのいそうな赤枯れとかないかなーと探してみるが中々ない.斜面も降りられるような傾斜じゃないので道脇の木を適当にチェックしていく.

 

スギの樹皮をめくるとトゲフタオタマムシがでてきた.うひょーかっけえ.この虫のわびさび感というか日本の虫感が好き.

 

同好者も次々と採っていく.神奈川の有名産地より濃いかもしれない.1本の木に11頭付いていた木があったのは驚いた.集団越冬しているわけではないのだが、一つずつ樹皮をめくるとぽろぽろ採れる.

 

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後輩が2頭一気に当てた.うんらやましい.

大きく樹皮がめくれる木にたくさんいるわけでもなく一つぽつんとあるスギにいたわけでもなかった.条件があるんだろうけど今回だけではそこまでよくわからなかった.ただ、奥の方に行かなくても道脇でたくさん採れた印象.風通し?うーん・・・

 

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それ以外は目立った収穫はなかったが、モミの下見ができたのでよしとしよう.

トゲフタオもこんなに採れるとは思わなかったし、良かった.

マイマイ掘り 2/9

2/9

 

同学年の友人O塚とO山とマイマイ掘りに行ってた. 二人ともマイマイが好きなのでオサ掘りだとよく一緒に行く.

 

まず福島南部に行き、コアオマイマイを採りに行く.

過去行った採集地であり、二桁は簡単に採れた場所だったが全然ダメ.山なので朽木の再生が遅いのか.割り残した所もあったんだけど・・・

 

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なんとか採ることができた。ブルーがとても綺麗なのでこの地域のマイマイは好きだ.

 

次は茨城の久慈川水系まで下りて採集.一か所だけポツンと残された立ち枯れがあったので割るとアホみたいにマイマイが出てきた.関東の河川は当たる所は素人でも当たる.

 

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緑がかるくらいのは少しいたが大抵が青から紫色の THEヒメマイマイ(ミヤマ?) って感じだった.

発色のいいのだけ持って帰った.二人もこんなにマイマイを出したことはないみたいで満足したよう. まだ13時だったが早めに帰途に着くことにした.

房総掘り採集 2/3

2/3

 

房総半島で掘り採集をしてきた。一応狙いはボウソウマイマイ、と大きくでたものの正直採れる気がしない自分はゴミムシ系のいい湿地がないか下見していた.

 

予想よりも早く3時くらいに着いてしまったため、ハチジョウウスアヤカミキリのポイントに行くことにした. けど暗くて何も見えない笑 幼虫とオオキンカメムシを採っていたら夜が明けていたので移動. ハチジョウウスアヤ、3年前には採れたのになんで成虫でなかったんだろう・・・割ってたササが違うのか、濃い場所と微妙にズレていたのか・・・

 

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オオキンカメ。 めっちゃ脂出た・・・ キンカメの仲間は放っておくと脂が出るみたいだ。

 

ここからは適当に湿地を周ってあわよくばツヤキベリ、なんて思ったけどそんな簡単に出るはずもなく. トックリゴミムシとコガシラアオとかしか出なかった.ゴミ掘りは経験を積まないと何も採れなそうだ.

 

午後は一応ボウソウマイマイがいそうな林やダムの周りを周っていたが、こちらも厳しい.

 

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アカオサが出てきてくれて良かった. 左の色は見たことなかったので嬉しかった.右はよく出てくる色な気がする.

 

ボウマイもツヤキベリももっと経験積んだり下見しないと厳しそう.

 

 

丹沢 1/3

丹沢のO山に他大の友人と採集へ.

5:00の起きるつもりが7:00に目覚めたので先に行ってもらうことに.

千葉から丹沢や奥多摩に出るのはめんどくさい.3時間はかかる.千葉にブナ帯があればいいのに.

10:30頃に山頂で合流し、よさそうな材を崩してみる.山頂付近にトウカイコルリとホソツヤルリがいるとのことだが、いかんせん出したことがないので勝手が分からない.

 

ルリクワ採集を長年やってる別の友人曰く、灰色や白枯れで手でもぽろぽろ崩せるようなやつがいいらしい。

っても山頂付近は割痕が結構ある.もう少し早く来た方が良かったかな?

 

 

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こんな感じで産卵痕は見つかる。ただ新しい産卵痕には幼虫だけだったりなにもいなかったりして中々成虫がだせなかった.

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小一時間して見つけたトウカイコルリ♀.日光によって赤になったり緑になったり.

 

最後の最後にぼろぼろになった朽木の塊があったので丁寧に崩していってホソツヤルリ♂をゲット.材採集初めてから出すまで長かったなあ.

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奥多摩や低地コルリなんかも行ってみたくなった. 感覚が掴めるまではもう少し時間がかかりそうだけど.

マイマイカブリの材を割るのとはまた別な感じだ. とりあえず斧じゃなくナタのほうがやりやすいことは分かった笑

 

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山頂からの富士山

 

 

 (いくつかの写真は友人から引用)