ガサガサ 9/30.10/1 東北
毎年恒例のガサガサ採集。
秋といえばガサガサ。ゲンゴロウですよ。
まずは山形でガサガサして、夜秋田でガサガサ。1日に山形でトラップを回収するという行程。
いつもは9月か10月の3連休を使っていくのだけれど、3連休の予定が埋まっていて土日の2日間で特攻した。そのため、今回は短時間で確認するためにおさかなキラーを使ってみた。 キラーを仕掛けつつ、1日ほかの池をガサガサし翌日に回収する作戦だ。
去年エゾゲンゴロウモドキを採集した池にも仕掛けてみた。
山地性のヤンマ。秋によく見るイメージだが、7月下旬くらいから出ているらしい。
高尾近辺にもいるし、標高1300mくらいの高層湿原でも見たことがあるので、垂直分布は広いみたいだ。ガサガサしてるとたまに出くわす。
ルリボシヤンマとは胸部の斑紋で見分けられる。
マダラナニワトンボ
黒いがアカトンボの仲間である。低山地の林に接した池で発生する。
池がすり鉢状ではなくなだらかな岸にイネ科が繁茂している場所があればいいそうだ。
平野に近い環境なので開発されやすく、このトンボも減少している。
ミズメイガの1種だろうか。ガサガサしたら入った。水生植物の葉を餌にするという変わった蛾だ。種類によってスイレンみたいな浮葉でもいいらしい。
標高1000mほどのブナ帯の池にて、エゾゲンゴロウモドキを採集できた。
筋ありのメスはやっぱりかっこいいなー。赤いし老熟個体かな。
山から湧き出る水がそのまま流れ出てる場所で、平地の池に比べてかなり冷たかった。
5度は違うと思う。
この池にはヨコエビの仲間とミヤマミズズマシがいたが、ほかには何もいなかった。ヨコエビ食うのかな・・・
ブナ帯から下り、平地の池にて
オオイチモンジシマゲンゴロウが入った。
採れた場所は、ヒルムシロやジュンサイが茂っているようないわゆる低山帯の良好な環境だ。ほかにナミゲンやクロゲン、ケシゲン2種などが入った。
1匹しか採れなかったので生息環境ではないみたい。
調べてみると不安定な環境や水深のあまりない沢のよどみみたいのがいいらしい。
今回はほかに採れなかったので、次回は意識してみたい。
10/1 徹夜後 山形まで戻る。
お魚キラーをひきあげるとナミゲンが。緑色が美しい。新成虫のようだ。
去年の12月にエゾゲンゴロウモドキが入った池だったが、今回は入らなかった。
逆に12月はナミゲンがいなかった。
発生時期に差があるのだろうか。後に後輩が10月半ばにもいったらしいが、ナミゲンだけだったらしい。標高がそこまでない場所だと発生が11月くらいまでずれこむのかな。それか他の発生場所にいるだけだったのか。ナミゲンと競合しても勝てないだろうし。
ヨモギハムシ。オオルリハムシどこや。いつも探すのだが見つからない。時期が遅い?
ヒメシロネとシロネは見つけても肝心の虫がいない。