オトコヨモギ行 6/2 東京
ヒメビロウドカミキリ。
オトコヨモギをホストとするカミキリミムシで、6月頃に出始める。オトコヨモギは草丈の低い草地を好む。遷移が進んだ環境ではみられず、人為的に管理された山草地や河川敷など攪乱のする環境などによく生育している。
ビロウドカミキリの仲間は植物依存だからおそらく昼夜問わずホストのオトコヨモギのあたりをうろついている、つまり昼間にわざわざ見つけなくてもいいでしょ、ってことで夜間に周ることにした。昼間の東京暑いし。
オトコヨモギ
初見です。ヨモギとは葉っぱが全然違いますね。そしてブロックで株が生える感じ。
ただ、そんなには多くないなあという感じ。丹念にルッキングしていきます。
ビロウドカミキリ特有の枝先かじってそこから折れる茎が見つからない。まだ早かったのか、いないのか。
次に目をつけていた場所へGO。ここも数十株ほどは生えているようだ。
いきなり小さなカミキリがいるのが目に留まり、つまんだ。間違いない、ヒメビロウドだ。
うむ。よしよし、ゲット。
ヒメ、と名がつくくらいで、ビロウドカミキリ属にしては小さい。
オトコヨモギに依存するから体サイズも適応していくようになったのだろうね。
エリトラが渋くてよい虫です。千葉でも見つけたいなあ。