スダジイを照らして 8/20 千葉
晩夏恒例の。
千葉に点々と生息しているベーツヒラタの新規開拓。
とはいっても今回は時間がないため、電車でアクセスでき、かつ記録がある場所
ようは楽に見つかりそうな場所を選んだだけです。
千葉県で探す場合は基本的に社寺林で探すとよい。かつ、最近は縄文時代位の古地図で海に沈んでないところが怪しいと思っている。
しらみつぶしに探していけば、大きなスダジイが残っている場所を見つけられるだろう。おそらくスダジイは千葉県平野部の極相樹林における主要樹種だったのだと思う。現在でも房総半島などでその面影を見ることはできる。ルーミスシジミがいるのはその証拠といってもいいのでは。開発によって神社仏閣等の歴史的遺産などにしか残らなくなったのだろう。まあ結果的にベーツヒラタに関しては照葉樹林より探しやすくなったけど。
というわけで小さい雄を1匹。顎が発達してかっこいい。
ベーツヒラタの分布プロットをつけていくと意外に面白くて、古代の地理や樹相などについて考えられるかも。皆さんもやってみてはいかが。
見事に脚がないように写ってるが全部あります。この個体は地上5mくらいの樹皮めくれの部分を這っていた。